初めてのシルバーアクセサリー入門所

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シルバーアクセサリーの特徴やメンテナンスなど

シルバーアクセサリーにはネックレスやリングなど、色々な形があります。
そして全体的に価格が安く抑えられるのが強みです。
アクセサリーにはゴールドやプラチナといった金属を素材にしたものがありますが、サイズやデザイン次第で10万円を軽く超えてしまうことは珍しくありません。
それに対してシルバーであれば、小さいものだと数千円、ブランド品であっても数万円で済む場合が多いです。
またシルバーは素材として非常に柔らかいのが特徴で、複雑なデザインを作りやすいです。
ドクロや幾何学模様といった凹凸の多いものや滑らかなハートなど、色々なデザインがあります。
当然表面の加工もしやすいので、研磨をして金属らしい光沢のある見た目にしたり、敢えてザラザラとした質感に仕上げるといったことも可能です。


シルバー素材は非常に柔らかいという性質を持つため、アクセサリーをシルバー100%で作ってしまうと耐久性が弱点になってしまいます。
そのため多くのシルバーアクセサリーでは、シルバーの割合を92.5%に設定し、残りを銅など別の金属で補うシルバー925という合金が使われます。
もはやシルバーアクセサリーとしては定番の素材で、アクセサリーの目立ちにくい部分に小さく925と刻印されているのが証です。
もちろん92.5%以外の割合で作られるものもあり、銅の割合を増やすと赤味を帯びた色になります。
またゴールドを混ぜて耐久性を上げたり、ピンクゴールドとの合金で見た目を変えるなど、一緒に混ぜる金属によって性質が異なります。
あまり多くはありませんが、耐久性を度外視してシルバー100%で作られたアクセサリーもあります。


シルバー素材に付きものなのは、硫化という化学反応です。
空気中に含まれる硫化水素や硫黄などに反応して、色が黒ずんでしまう現象です。
そのためシルバーアクセサリーを硫黄の強い温泉内に着けて入るのは厳禁です。
ただその硫化による黒ずみを敢えてデザインに活かす、いぶし銀という手法もあります。
けれどシルバー本来の美しさを活かすアクセサリーの場合は黒ずみは不要なので、メンテナンスによって落としてしまいましょう。
表面的な黒ずみであれば、研磨剤で簡単に落とすことができます。
専用の研磨剤の使用が望ましいですが、歯磨き粉での代用も不可能ではありません。
また研磨剤が届かないような小さな隙間にできてしまった黒ずみは、重曹を溶かした水に浸けて化学反応で落とせます。
さらに毎日こまめに拭くことで、ある程度の黒ずみ予防も可能です。

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