初めてのシルバーアクセサリー入門所

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シルバーアクセサリーは手づくりしてみよう

シルバーアクセサリーは市販された物を購入するほうが多いでしょうが、その性質上、簡単に加工できるので、ハンドメイド作品も提供されていますから、自作することも可能になります。
大きく分けると、彫金・ロストワックス・シルバークレイという作り方が可能です。
例えば、彫金は銀の地金を様々なツールを使って加工をする、いわゆる上級者向けの方法になります。
いくら加工しやすい銀であっても、熱したり、叩いたりとする手作業は専用ツールや工房が必要になります。
彫金は質の高い地金を使用し、全ての工程を自分で行う達成感もありますから、特別な記念日などに利用したい工法です。
今は、工房でそうした彫金から取り組めるサービス(ブライダル向け)も提供されていますから、そちらで手ほどきを受けながら自作するのも良いでしょう。


シルバーアクセサリーの作り方としてロストワックスという工法もあります。
蝋を使って原型を作るのがこの工法の特徴で、その原型から型をとり、溶かした金属を流し込み、鋳造をして作りますが、専門の業者などに鋳造発注をするのが一般的です。
先にあげたように彫金の地金に比べると扱いやすく、加工しやすいのが魅力です。
ですから、ボリューム感や曲線のラインなどが必要になる結婚指輪などに適していて、表面処理の表現もバリエーション豊かです。
マット仕上げにすることや、銀らしい艶のある仕上がりにすることも簡単にできてしまいます。
さらに、シルバークレイ(銀粘土)とよばれる製法もあります。
銀粘土という素材を使うのですが、純銀のパウダーと水分、バインダー(結合材)を混ぜた物で、粘土みたいに造形ができるので、自由度の高いフォルムづくりに適しています。
乾燥させて火入れをすることで、99.9%の純銀仕上げになるワケです。


手づくりとなれば、慣れるまでは難しく感じるものですから、できるならば専門店でサポートを受けながら行うのが間違いないでしょう。
もちろん、失敗を気にせずに造形を楽しむのがハンドメイドのウリです。
記念になるだけでなく、記憶にも残りやすいはずです。
銀粘土は粘土遊びに近いので、小さなお子さんと一緒に楽しむのもアリです。
今は、ベビーリングなども人気がありますし、海外ではベビーピアスなどもハンドメイドされています。
ただし、銀という性質上、柔らかいので、折れやすく、割れやすいのが難点ですから、作る際、細かな作業を伴うならば、気をつけるべきです。
ちなみに、火入れをする際、収縮する性質を持つので、実際の仕上がりより大きさが小さくなることも考慮しなければなりません。
ペンダントトップならまだしも、指輪は収縮によってサイズが縮んでしまうので、若干大きめに作ることがポイントです。

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